教会本部中庭から東を見上げると、折り重なる稜線の最上を成すのが大国見山である。本年の表紙絵の画材提供をと、昨年10月下旬、標高498メートルの大国見山の山頂へ『陽気』表紙絵作者・原田彰氏を案内した。

本部から車で10分、明治の廃仏毀釈まで元真言密教寺(現大親寺)の境内地であったといわれる『桃尾の滝』(落差23メートル)から山頂まで1・4キロ、杉木立ちをぬい、小川のせせらぎを聞きながら細い山道を登った。

大学時代、サイクリングクラブを立ち上げ、今も自転車に親しむ70歳の原田さんの健脚ぶり。そして、山頂から西を望むと見える教会本部の全景、大和の風景などは、スマホでQRコードを読みこんでいただくと動画がご覧いただけます。また、養徳社のホームページからもご覧いただけます。

作者が見た景色は、本年秋、『陽気』の表紙を飾ります。乞うご期待。